ルール・WPPO

パリ2024パラリンピック 出場決定までの道のり

パリ2024パラリンピック出場決定までの道のり (2022.03.24更新)

 

東京2020大会では、標準記録(MQS)の突破や、出場必須大会への出場(パスウェイの通過)が条件となり、そのうえでパラリンピックランキングによって出場権が選手に与えられた。現段階で分かっている最新情報を随時掲載していく。


① 出場資格を満たすための条件


【 最低出場資格基準、標準記録(MQS)の突破】

IPC公認大会で下記のパラリンピック 標準記録(MQS) の突破が必須となる。

※日本国内でいえば、日本パラ・パワーリフティング連盟主催の国内大会はIPC公認大会にあたる 

※標準記録については こちらのページ も参考までに。

 

 (この表は2021年7月現在のもの)

 

【 出場必須大会(パスウェイ)への出場】

以下の大会に必ず出場すること。

 ■2021年  世界選手権(ジョージア)

 ■2022年  地域選手権(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカで開催される地域選手権)

        ※日本はアジア-オセアニア選手権へ選手団を派遣予定

 ■2023年  世界選手権(UAE)

 ■2024年  2つのIPC公認国際大会(ワールドカップ)


出場必須大会(パスウェイ)について

2021_07 World Para Powerlifting Qualification Pathway.pdf

WPPO Qualification Pathway 2021-2024.pdf

上記2点はWPPOより(2021.08.20)

それを受け ⇒ 2021-2024 パリパラリンピックパスウェイについてまとめてみた.pdf(2022.3.24更新)


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以下については、現在未発表


【NPCにおける各種目の最大出場枠数】

例年通りであれば、男女ランキングの上位8名に与えられる出場枠は、各階級において1NPCにつき最大1名ずつしか与えられない。バイパルタイト(※)の場合、すでにランキングでNPCが出場枠を獲得している階級であっても出場枠が与えられることがあり、1つの階級で1NPCから2名が出場することがある。

※バイパルタイトとは → ランキングでの直接選出枠から外れている選手を対象に与えられる推薦枠のこと。


【パリ2024パラランキングによる出場枠の獲得】 


【開催国枠】例年通りであれば無し。


【推薦枠】

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② 日本国内の選考方法

出場枠は選手個人に対して分配されるため、選考等は予定していない。


少し詳しく解説  


標準記録(MQS)について

IPC公認試合で出した記録が標準記録を上回っていれば、パラリンピック標準記録を突破したと認められる。

日本国内でいえば、日本パラ・パワーリフティング連盟主催の国内大会はIPC公認大会なので、

連盟主催大会(例:「チャレンジカップ京都大会」「全日本選手権」 )で出した記録はパラリンピック標準記録 突破 となる。

※ このパラリンピック標準記録を突破する事、パラリンピックランキングに反映される事とは同一ではない。

パラリンピックランキングに反映されるのは、出場必須大会(パスウェイで出した記録。



IPC世界ランキングパラリンピックランキング 違いについて>

●IPC世界ランキングは、全てのIPC公認試合の結果を反映したランキング。(年度=1月~12月)ごとに更新。

●パラリンピックランキングは「出場必須大会(パスウェイ)」でのランキング。(2022年~2024年)


たとえば・・・

「全日本選手権」はIPC公認大会のため、世界ランキングには反映される。

しかし、パリパラリンピックの出場必須大会(パスウェイ)ではないので、パラリンピックランキングには反映されない。