■ プロフィール
戸田雄也(所属:北海道庁)
1982年生まれ。北海道稚内近くの枝幸町出身、札幌市在住。
脊髄損傷により車いすユーザーとなる。
チームのムードメーカーであり、親しみやすさが魅力。自慢の筋肉は前腕。
モットー「人間万事塞翁が馬」。二人の男の子を持ち家族を愛するパパ。
■深堀り!パワリフ選手紹介 2020
2020年5月メールインタビュー実施
インタビュー詳細はこちら:深堀り!戸田雄也選手.pdf
◇ 華麗なるスポーツ歴
子どものころからアルペンスキーの 第一線で活躍をしていた戸田選手。
「選手人生を歩んできた中でどのような考えをお持ちなのでしょうか?」
→ スキー選手で挫折しているので、同じ失敗(挫折)はしないように、実践して検証している段階です。その経験を糧にできています。
「長年アルペンスキーの世界で戦ってきたこと、大学時代は主将を務めたことなどから今役に立っていることは?」
→ ずばり「人間力(笑)」
「パラ・パワーリフティング選手としては5年目に突入。パワーリフティングを続けてきて考えが変わったところは?」
→ 強い奴がカッコイイ。(障害や、人種など関係ない)
撮影:西岡浩記(北九州2018アジアオセアニア選手権大会)
◇ パラパワーリフティング との出会い
2013年9月 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 開催決定。
<ここで出会う>
「パラリンピックに出場したい!」と思った。どの競技なら狙えるだろうか、仕事と両立できる競技を、と考えているときに パラ・パワーリフティングを知る。トレーニングを始める。
この競技でパラリンピックを目指そう!と決めたのはデビュー戦。
(2015年1月 第15回全日本パラ・パワーリフティング選手権)(男子65Kg級に出場、4位 記録:70Kg )
◇ 応援エピソード
2018年10月開催の「インドネシア2018アジアパラ競技大会」
この時から、息子さん(長男くん)の気合いの応援が始まった!
会場中に響く大きな大きな声
/がんばれ、がんばれ、パーパ!!
\がんばれ、がんばれ、パーパ!!
日本から家族が応援に来てくれている中で、自分の自己記録を上回る結果を残せた、
最も印象深い大会という。(59Kg級 6位 記録:132Kg)
このあと、幼稚園で大会で実際に見たことをもとにパラパワーリフティング紹介を企画し、お遊戯会の舞台で披露した息子さん。
お子さんにとって自慢のパパ。「幼稚園のみんなが僕を応援してくれていて、嬉しいです!感動しました」
ちなみに、客席からどのような声援を送ってほしいか聞いてみたところ
「キャーキャー言ってほしい。」とのこと。
大会で戸田選手を応援するときは、黄色い声援がポイントか!?
◇ こだわりポイント
職場の北海道庁で開催されるドラッカー読書会に参加している戸田選手。
仕事とスポーツを両立させなくてはいけないため、ドラッカーの、特に「時間管理」の部分を意識しているという。
「トレーニングのこだわりは?」
→ やりすぎない。とにかくヘッドコーチのトレーニングメニューの質を高めてやることを意識しています。難しく考えない。
「パワーリフティングで求めていることは?」
→ 戦略をたてて挑戦して成果を出すことが、自分はどうしたらうまくいくのかの答えを求めています。
「変えたくないこだわりはある?」
→ スーツからつりパン。自分のスタイルはこれからも変えない
✔ 複数の選手やコーチから、おしゃれな人だとコメントが寄せられている。
ビシッと決めたスーツスタイルから、試合でのつりぱん姿、そんなギャップも彼の魅力のひとつ。
撮影:西岡浩記(2019ヌルスルタン世界選手権)