【開催報告】JPPF初主催!「企業におけるパラスポーツ活用交流会」を実施しました

このイベントは日本財団パラスポーツサポートセンター助成金を活用して実施しました
開催のご報告
11月27日(木)、マイナビプレイス歌舞伎座にて、パラ・パワーリフティング連盟として初となる企業様向け交流会イベントを実施いたしました。
これまでイベント等でご縁をいただいた企業の皆様にお声がけをし、当初の定員(32名)を上回る18社35名の方にご参加いただきました。
今回のイベントは、パラ・パワーリフティングを企業経営に活用するイメージと、その具体的な効果についてお伝えしたい!という想いで企画しました。


■前半:事例紹介とご提案
前半はスライドを用いた講演形式で行いました。
すでに活用いただいている3社様からの実践的な事例紹介に加え、連盟からは「パラ・パワーリフティングの唯一無二性を活用した体験会の意義」や、その科学的根拠・効能についてご紹介させていただきました。

■後半:体験とネットワーキング
後半は、実際に体を動かす体験と交流の時間としました。
まずは、健康増進プログラムのご提案も兼ねて、男子80Kg級全日本王者の日野雄貴選手から、デスクワークで凝り固まった上半身をほぐすエクササイズをレクチャー!

そしてお待ちかね(?)のパラ・パワーリフティング体験会を実施しました。
今回は16名の方に挑戦いただき、会場全体で持ち上げた総重量は745kg!
「応援する・される」ことの体感や、上半身だけで重りを持ち上げる感覚を味わっていただきました。

さらに、東京2020パラリンピック出場の男子59Kg級・光瀬智洋選手も皆さんに交じって参加。
140kgを申請した時と、それを軽々と持ち上げた瞬間の会場のどよめき!とてもライブ感あふれる、活気に満ちた時間が流れていました。

■「社員の心と社会を育てる企業」へ
前半で私たちがご提案したこのコンセプトが、後半の熱気を通じて、皆様の「体感」として伝わっておりましたら嬉しい限りです。
また、体験会と同時進行のネットワーキングでは、各社様の間で新たな繋がりが生まれていました。
パラ・パワーリフティング連盟がハブとなり新たな出会いが創出されることは、私たちが掲げるビジョンやミッションそのものです。
今後もこのような存在であり続けたいと強く感じました。

■感謝
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
第2回の交流会もぜひ企画したいと思っておりますので、その際はまた多くの方にお越しいただければと存じます。
最後に、築地本願寺での全日本選手権がご縁となり、その後多岐にわたり多大なるお力添えをいただいている松竹株式会社様、
会場をご提供いただいた「マイナビプレイス歌舞伎座」様に心よりお礼申し上げます。
また、本交流会は日本財団パラスポーツサポートセンターの助成金を活用して実施させていただきました。
多くの方々のお力添えのおかげで、初めての主催イベントが無事に終了しましたこと、重ねて感謝申し上げます。
■日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)の活動とビジョン
ビジョン「筋肉で日本を持ち上げる」
パラ・パワーリフティングは下肢に障がいのある選手が上半身の力だけでバーベルを持ち上げる競技。その「上げる」力を社会の“上向きの力”につなげることを目指しています。
私たちはパラ・パワーリフティングに取り組む中で得られる経験や思考法だけでなく、他の競技にはない唯一無二性をエッセンスとして「学び・働き・休養」といったあらゆる社会活動の質を上げると考えています。
活力の向上、集中力やストレス耐性、自己肯定感を高め、パフォーマンスを向上させるなど、その効果をビジネスや教育にも応用できます。
ミッション「すべての体に、最高記録は眠っている。」
このスローガンのもと、挑戦する人、応援する人、支える人、それぞれの“強み”が生きる社会を目指しています。
この競技は障がいの程度でクラス分けせず、体重別のみで競うことから、「違い」に注目せず、それぞれの“得意”を持ち寄る世界を体現しており、共生社会におけるインクルージョンの理想を象徴していると考え活動しています。
企業との相互活用や共創を通じて、人も組織も社会も“上げていく”取り組みを進めています。