【佐賀】筋肉で繋がろう パラパワーリフティング研修会&体験会
筋肉で繋がろう
パラパワーリフティング研修会&体験会 in 佐賀
令和7年度(公財)日本パラスポーツ協会委託事業「地域におけるパラスポーツ振興事業」
実施日 11月23日
会場 SAGAパラスポーツセンター
参加者数 16名
他競技のパラ選手、理学療法士、特別支援学校の教員、
トレーニング愛好家など、多岐にわたる方々にご参加いただきました。
ありがとうございました!!
【実施報告】
九州地域開拓へ向けた第一歩!
佐賀県でパラ・パワーリフティング研修会&体験会を実施
選手数が少なく今後の開拓が必要な九州地域において、その中間的な位置にある佐賀県にて研修会および体験会を実施しました。
研修会および体験会の内容
研修会では、パラリンピックとは何かという基礎的な説明からスタートしました。
〇研修内容
- 基礎解説: パラリンピックとは何かから始まり、パラ・パワーリフティングの魅力やルールについて解説しました。
- 連盟の取り組み紹介: トレーニング解説としてVBT(Velocity Based Training)や、補助ベンチの解説を行いました。
〇体験会と実践
- ベンチプレス指導: 基本的なベンチプレスのやり方や、効率よくベンチプレスができるフォームを実際に体感してもらいました。
- VBT体験: 参加者は速い数値を出すことに挑戦し、VBTのねらいや効果を体感することができました。
- 補助トレーニング: 他競技や日常生活に活かせるトレーニング方法を伝えるための補助トレーニングコーナーも設置しました。
活動報告
非常に良い雰囲気の中で行われました。
参加者同士がお互いに声掛けや応援をするなど、仲間とトレーニングをする良さを全体で確認し、共有することができました。
参加者はとても積極的に体験に取り組み、体験時間は予定を超える盛況ぶりとなりました。
締めの話では、トレーニングの良さや仲間と行うトレーニング効果について改めて確認が行われました。
また、佐賀県パラスポーツ協会のご担当者様より、今後の佐賀県におけるパラスポーツ展開についての具体的な話がありました。
参加者から「もっとパラ・パワーリフティングに関わりたい(将来的にコーチになりたい)」という、活動への深い関与を望む声が多く聞かれ、佐賀県における今後の普及活動の可能性を感じる結果となりました。
今後にむけて
佐賀県は、2024年の全国障害者スポーツ大会で高まった機運のレガシーを残そうと意欲的に活動されています。一方で、活動しているパラスポーツ選手は個人練習が多く、県内にクラブチームがほぼない状況です。
パラスポーツの振興にやる気のある20代前半の若手スタッフが多数おられ、県にとって財産であり、新しい事業を生み出す大きな力となると感じました。
今後、若手が活躍できるようサポートしていくことが重要です。
〇戦略的な拠点構築
今後の展開として、佐賀県ではクラブチームがない現状を強みと捉え、様々なパラスポーツを行えるクラブチームを創設する方針が共有されました。
その活動のベースとして、筋力トレーニング(筋トレ)が必須な存在であることが確認されました。
活動拠点に西九州大学を活用させていただき、学生が持続的に関わることができる体制を構築していくため、この研修会を一度きりで終わらせず、佐賀県内にトレーニングの拠点を作ることを目指し、数年計画で継続的に進めていく予定です。