「応援」を受け取り、「対話」が生まれました|Fun To Cast
「応援」を受け取り、「対話」が生まれました。
2026年9月、東京都パラスポーツトレーニングセンターで行われた強化合宿で、
Fun To Cast を通じて寄せられた「応援」を選手・コーチの皆さんに届けました。
今回届いた応援メッセージの一部をご紹介します。
「おまんじゅうパワーが、1キロでも多く挙げる力にチャージされますように!」
「一瞬にかける皆さんの姿がとてもカッコイイです!応援しています!」
この応援は、合宿でのお弁当やおまんじゅうという形にもなって、選手たちのもとへ届きました。

そして、せっかくいただいた応援を受け取るだけで終わらせず、「応援って何だろう?」を
みんなで考える時間をつくりました。
「自分はどんなときに応援されていると感じる?」
「どんな応援が嬉しい?」
「自分は誰に、どんな応援をしたい?」
そんな問いから、選手・コーチ・メンタルビジョントレーニングの講師・事務局で対話を始めました。
すると、選手からは
「いっぱい声援を浴びたい」「めっちゃ気合を入れてほしい」「“漢” みたいな応援が好き」
といった声がある一方で、「平常心」「いつも通り」と気持ちを落ち着かせてくれる
声掛けが力になるという話も。
コーチからは、
過去の世界大会で「試合中は声をかけてほしくない」という選手もいたという
エピソードも紹介されました。
応援は、ただ大きな声を届ければいいわけではない。選手によって、嬉しい応援のかたちは違う。
そんな気づきが生まれました。
また、コーチ自身が選手だった頃、「ステージでみんなが自分を見てくれている」
と感じることが嬉しかったという経験から、現在は選手にも「みんなが見ているよ」
「応援している人がいっぱいいるよ」と伝えている、という話もありました。
「あなたを見ているよ」と伝えることも、応援の一つなのかもしれません。
さらに話は、競技力にも広がりました。
「気持ちを上げてもらう方が力を出せる選手」と「落ち着かせてもらう方が力を出せる選手」が
いるのではないか。
当日はメンタルビジョントレーニングの講師にも参加いただいていたため、
自分がどのような状態で力を発揮しやすいのか、どのような声掛けが
自分に合うのかを知ることが、パフォーマンスにもつながる可能性についても
話を聞くことができました。
また、新人選手など、応援に慣れていない選手にとっては、
声を出して応援すること自体が難しいという話も。
「まずは数をカウントするところから始めてみては?」そんな意見から、
普段の練習や合宿から選手同士で応援することに慣れていくことにも
意味があるのではないか、という話にもつながりました。
今回、特に印象的だったのは、選手だけでなく、コーチ、講師、事務局など
異なる立場の人が一緒に話したことで、一つの「応援」というテーマから、
競技力、メンタル、選手と観客のコミュニケーションなど、
さまざまな話へと広がっていったことです。
パラ・パワーリフティングでは、ステージに立つのは一人の選手。
だからこそ、その瞬間、会場の視線や声援が一人の選手に集まります。

選手は自分の力で挑戦し、応援する人は自分にできることでその挑戦を支える。
それぞれの得意や力を持ち寄ることで、一人の挑戦をみんなでつくっていく。
今回いただいた応援も、その一つだったのだと思います。
今回、Fun To Castを通じていただいた「応援」は、お弁当やおまんじゅうという形で選手のもとに届き、
そこから「応援って何だろう?」という対話が生まれました。

そして、その対話は、選手自身がどんな応援を求めているのか、
どうすれば応援しやすい環境をつくれるのか、
さらには競技で力を発揮するためにどんな状態が自分に合っているのか、
というところまで広がりました。
応援を受け取る。
応援について考える。
そして、自分も誰かを応援する。
今回の取り組みを通じて、「応援」が人から人へ渡っていくことで、
新しい対話や力が生まれることを実感しました。
応援してくださった皆さん、
そして今回の機会をつくってくださった Fun To Cast の皆さん、ありがとうございました。
JPPFはこれからも、選手、コーチ、スタッフ、そして応援してくださる皆さんが、
それぞれの力や得意を持ち寄り、一緒に大きな力を生み出せる環境をつくっていきます。
