ニュース

筋肉はボーダレス、筋肉で叶える共生社会 ②「岡崎イベント」@岡崎城西高校

2022.10.25
イベント報告

筋肉はボーダレス、筋肉で叶える共生社会 第2弾

「岡崎イベント」

 岡崎城西高校パワーリフティング部×パラパワーリフティング

筋トレが好き、ベンチプレスが好き、それが共通項、階級、障がいの有無関係なく、みんなで盛り上がろう!

 




当日の様子をお届けします。まずは、選手から自分クイズを交えた自己紹介からスタート


加藤尊士選手:僕が高校時代実際にやっていたことは何でしょうか?

 1.手で大縄跳びを飛んでいた 2.歩道橋のスロープを車いすで上がっていた 3.腕で反復横跳びをしていた

なんと、答えは・・・全部!でした。


光瀬智洋選手:僕が昨年出場したビッグイベントは何でしょうか?

 →そう、東京2020パラリンピックです!2016年にパラパワーリフティング選手としてスタート。

  まずは一つ目の夢を叶えました!


田中翔悟選手:2016年にパラパワーリフティングを始める前にやっていた競技は何でしょうか?

 1.ボディビル 2.プロレス 3.アームレスリング  答えは・・・アームレスリング(関西チャンピオンになったことも)


森﨑可林選手:東京2020パラリンピック開会式では、最終聖火ランナーを務めました。立命館大学法学部で学ぶ大学2年生。文武両道のために努力を惜しまない姿をみせてくれていますが、学びを生かした「身近な法律クイズ」を出してくれました。


大堂秀樹選手:この数字は何でしょうか?「10-30」

→大会での勝負にまつわるお話でした。これまで3回のパラリンピックに出場しているレジェンド級の大堂選手。

 勝負へのこだわりについて貴重なお話でした!





高校生からの感想や質問

・腕周りを測ってトレーニングしたのは初めてだった。きつかったけど、パンプアップ後の筋肉が大きくなっている数値を見るのはやる気につながって楽しかった。

・苦手な腕の筋肉のトレーニングが楽しくできた。

・丁寧にやることは、軽い重量でもかなりきつかったけど、基礎を身につけ試合で活躍できるようになりたい。

・呼吸の仕方を学んだら、いままでよりもバーベルをあげやすくなって良い学びになった。

・リストラップの巻き方を教わった。

・ベンチプレスに対する恐怖心が払しょくされて、次の大会への目標ができた。

・今日はトレーニングしたくないな、という日のモチベーションはどうやって保ちますか?

・どんなことをモチベーションに変えてトレーニングをしていますか?

・ トレーニングの頻度は? などなどたくさんいただきました。


特に印象的だった「今まで一度もモチベーションが落ちたことがない、競技を始めて26年間ずっと楽しい」という大堂選手。

高校生のみなさんと年齢の近い大学2年生森崎選手の、勉強とトレーニングの切り替えをどうしているか、など興味深いお話が続きました。


●城西高校パワーリフティング部顧問の国本先生

外部からの指導を受ける機会が今までほとんどなかったので、いつものトレーニングに新しい刺激があった。トレーニング歴が浅い1年生の部員にも、パラパワーリフティングトップ選手からのアドバイスはモチベーションアップにつながる良い機会だった。




私達もベンチプレス交流を通して、魅力を伝えようと言語化することで新たに気づくことがたくさんありました。また、もっと高みを目指したい、活躍するカッコいい姿を皆さんに見せたい、というような気持ちの高まりにもなりました。


ベンチプレスという力比べを通して、まぜこぜの世界(=共生社会)について学ぶ機会、伝える機会にしたいと思い今回このような機会をいただきました。


結果、力持ちNo.1を競う競技という共通点から、トレーニングを一緒にする、楽しむ、つまり、好きなことを一緒にやることで、いつの間にかに垣根がなくなって、会話や笑顔が生まれてくるんだな、共生社会、と身構えることなく、好きなことを追求する、目標に向かって歩み続けることが一番。


一生懸命になれるものがあること、見つけることが、大切なことなのかな、私達パラ・パワーリフティングも、ひとつの、誰かの「一生懸命になれる場所」になるように、そういう場所があることを多くの人に知ってもらうよう、これからも活動を続けていこうと「共生社会」という一言に含まれる様々な意味に思いを巡らせる機会となりました。


パワーリフティングに青春を燃やす高校生の姿はまぶしかったです。若さと、希望にあふれたたくさんの力をいただきました。ありがとうございました!


来年もご一緒できることを楽しみにしています。その時に、活躍の報告をしあいましょう!

岡崎イベント報告.pdf