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コラボ参加学生さんコメント追加 全日本選手権コラボ運営 with 日本工学院八王子専門学校<2024年度>

2025.02.05
大会

イラスト:竹川 水希(日本工学院八王子専門学校 デザイン科 イラストレーション専攻2年生)  


~全日本選手権コラボ運営~

日本工学院八王子専門学校 × パラパワーリフティング  





今大会でコラボは7年目。6つのカレッジの生徒さんが、それぞれの得意分野で活躍!

 ■クリエイターズカレッジ ■デザインカレッジ ■ミュージックカレッジ

 ■ITカレッジ ■テクノロジーカレッジ ■スポーツ・医療カレッジ




ITカレッジ




パラ・パワーリフティングとのコラボは「職業教育として実践として役に立つ」活動


ITカレッジでは、メインビジュアルを使ってパラ・パワーリフティングに親近感がわくアプリを作ってくれています。チームのみんなもこの競技を知らなかったメンバーばかり。

「僕たちと同じように、まだパラ・パワーリフティングを知らない人たちにとって、このスポーツとの出会いの入り口になったらいいな」との思いでアプリ作成に取り組んでいます。

遊び方は、10秒間にタップした量で成功/判定が出る簡単なゲーム。昨年までのアプリに自分たちで改良を加え、今年バージョンを作成中。2月前半、9割ほど作業は終了し、現在はバグの修正に試行錯誤しています。


ITカレッジAIシステム科1年生の6名がインタビューに参加してくれました。


パラ・パワーリフティングはバーベルを「上げる」競技。この活動を通して自分の中で「上がった」ことは?

●バグを修正する泥臭い作業を通して、根気強さが一段階上がった

●WEBアプリは日常的に使っているが、簡単なアプリを作るのもこんなに大変だということに気が付いた。普段使うアプリ制作者への感謝の気持ちと、自分も使いやすいアプリを作っていきたいという気持ちになった。

●継続力が上がった。この活動を通して筋トレに目覚めた。毎日続けているので継続力が付いたと思う。腹筋のトレーニングが一番好き

●自分の実力を見てみたいと思ってチームに参加したが、自分の力はアプリ開発にまだ届いていないなと思ったので、その差を埋めたいという気持ちが上がった。

●授業ではある意味、敷かれたレールに沿って学んでいるとも言えなくもないが、この活動では自分たちで一からやるのでWEB開発に対する理解が深まりました。

●デザインを提供してくれる方など色々な方が関わってアプリができるということに気が付けたことや感謝の気持ちを持つようになったことがこのプロジェクトに参加して変わったところ。


先生コメント

すでに動いているプログラムを授業の知識を生かして読み込んで、理解して、その中から、今回はどういう仕様に変更していくか、と直していくことは

1から作るよりも職業教育として実践として役に立つと感じています。

素材があって初めて形になる、ということに自分たちで気が付いたことがとても有意義だと感じています。





ミュージックカレッジ



ミュージックアーティスト科サウンドクリエイターコース 1、2年生

から43作品の応募をいただきました!その中から、テーマ曲&大会盛り上げミュージックが決定しました。

 

●大会テーマ曲

 「熱情」 作者:鷹觜 諒飛

 コメント:大会に向けて努力してきた選手たちの熱い想いやエネルギーを競技で一気に解放する姿をイメージして作りました。

 動画作成:松本 将輝 (クリエイターズカレッジ放送芸術科)


●女子サブテーマ曲

 「黄落乱舞」 作者:りとちとちん

 コメント:和の雰囲気が伝わるように、和楽器の音色やヨナ抜き音階を用いて制作しました。

 また紅葉の葉が吹き荒れる情景をイメージして、選手たちの昂る感情を表現しています。


●女子セッション終了時

 「Full Power」 作者:Daiki

 コメント:ベースとドラムを中心に、パワーを感じてもらえるようなシンプルな曲を目指して作りました!そこにピアノを乗せて華やかさも加えました!


●男子サブテーマ曲

 「Kratos」 作者:Kaomozi & 新井 涼馬

 コメント:競技中の選手の気持ちを想像し、緊張感と迫力のある様子を「精神一到」という言葉をテーマにして、得意なダンス調の曲で表現しました。


●男子セッション終了時

 「幕開け」 作者:田出 悠誠

 コメント:パラ・パワーリフティングの楽曲提供ということで、力強く、重厚感を出すことをイメージして制作しました。

 力強い印象だけではなく、ストリングスを入れることで煌びやかな印象を出すことを意識しました。


●日本記録挑戦

 「The Divine Power」 作者:新井 涼馬

 コメント:選手の方が入場して自身の力をその一瞬に出し切る様子とその時の会場の雰囲気を想像して作りました。

 選手だけでなく会場全体のボルテージが上がり最高のパフォーマンスを発揮できるような力強い楽曲に仕上げました。


●表彰式が始まる前

 「Fighting Spirit」 作者:中森 倖太

 コメント:パラ・パワーリフティングについて調べてていくうちに、競技独特の緊張感と会場からの熱気を感じ、音に表現しました。


●表彰式中

 「POWER」 作者:TakaYou

 コメント:選手のみなさんに曲でパワーを届けたいなと思い、元気が出て、力が湧いて、盛り上がる曲に仕上げました。

 シンセサイザーやギターの音で力強さをイメージしました。


●お客様お見送り曲

 「光」 作者:井関 菜々実

 コメント:競技を拝見して、選手の方々の表情から努力や苦悩、葛藤を感じました。

 選手の方々の今までの努力が最大限に発揮できるような、温かい光のような曲に仕上げました。




クリエイターズカレッジ




過去3年間のパラ・パワーリフティング大会写真の中から各自で写真をセレクトし、メインテーマ曲、または大会を盛り上げる曲を使用して動画を作成。

応募28作品の中から下記の作品が選出され大会を彩ります。大会までに順次動画公開予定!(写真は 西岡浩記氏 の撮影による)


普段は動画の編集を学んでいるとのことで、パラ・パワーリフティングとのコラボでは静止画をつなげて動画を作ることにチャレンジしてくれました。

パラ・パワーリフティングはバーベルを持ち「上げる」競技、にかけて、今回の活動を通して自身の中で「上がった」ことは何かも聞いてみました。

放送芸術科1年生のみなさん



●テーマ曲「熱情」の動画は4作品を選出。


作者:金井 結依(放送芸術科 1年)

■コメント:

写真選びからスタートして、メリハリのある動画を作ろうと心がけました。工夫したところは写真をどう組み合わせて伝えるか、というところです。

普段は動画の編集をしているので、今回写真を使って編集することが初めてでしたが、どう見せるかの発想力が「持ち上げ」られたなと思います!




▽順次公開していきます


作者:松本 将輝(放送芸術科 1年)


■コメント:

動画内に入れる言葉について「力」を印象付けるような言葉を考えることに力を入れました。言葉と場面に合う写真を頑張って選んだので注目してほしいです。

写真を選ぶ作業から、パラ・パワーリフティングは自分との戦いという印象を強く持ちました。競技をしている姿はかっこいいと思ったので、そのカッコよさを自分の編集でいかにもっとかっこよく魅せるかということがモチベーション「アップ」の源となりました。




作者:川邊 虎之介(放送芸術科 映像編集コース 1年)

■コメント:

「力」というイメージを最初に持ちました。だから力をテーマに作ることを心がけました。写真はシンプルにつなげて言葉重視で考えました。

私もジムで筋トレをしています。トレーニングの時は「もう1発!もう1発!」と思いながらやっているので、こんな言葉をかければ気合が入るのではと思い言葉をセレクトしました。

今回の制作を通して新しい技術を学べました。学校で大会が行われることを知りパラ・パワーリフティングへの興味関心が「上がり」ました。




作者:岸本 愛華

■コメント:

作品のテーマはシンプル。画像をどうつなげてエフェクトをどう使うかということを考えました。

この制作を通して、初めてパラ・パワーリフティングを知りました。競い合い、上を目指している選手の姿から、私の編集を通して、その姿をしっかり魅せられるように頑張ろう、と編集への気持ちが「上がり」ました。




●女子サブテーマ曲「黄落乱舞」の動画は 野口 小春 さんの作品

●女子セッション終了時「Full Power」の動画は 竹島 小愛 さんの作品

●男子サブテーマ曲「Kratos」の動画は 川邊 虎之介 さんの作品

●男子セッション終了時「幕開け」の動画は 川邊 虎之介 さんの作品

●日本記録挑戦時「The Divine Power」の動画は 渡邊  竜馬 さんの作品

●表彰式が始まる前「Fighting spirits」の動画は 岸本 愛華 さんの作品




デザインカレッジ




12名の学生がプレゼン大会に出場してくれました。

その中で、「デザイン科 イラストレーション専攻2年生、竹川 水希さん」がメインビジュアルに決定しました。

デザインタイトル「FULL POWER」


竹川 水希さん、制作のポイントコメント全文.pdf


制作するにあたり、自分なりに伝えたい内容が大きく分けて3つありました。

1、力と熱さ

 バーを持ち上げる瞬間に働く凄まじい力とともに、腕に向かって駆け上がる熱い血液を表現しています。

2、静けさからの盛り上がり

 緊迫感が伝わって静まりかえる会場が、バーを真上に持ち上げた瞬間には弾けるような歓声に包まれます。

 この静けさと盛り上がりの対比が印象に残ったので、

 暗い底の色から上に向かうにつれて明るく鮮やかになるビジュアルとして表現しました。

 選手の集中と力の発揮という対比も、同じコントラストで表現しています。

3、血の鮮やかさと「華(はな)」

 物事が盛んであることや、名誉・真髄のことを「華」という言葉で表現することがあります。

 磨き上げた力が発揮されるこの舞台と、凄まじい力でバーを持ち上げる瞬間は、

 選手の皆さんの「華」なのではないかと考えました。

 大会という有限の時間の中であるだけの力を精一杯出し切ることの力強さと美しさを、

 鮮やかに湧き上がる血液の巡りとともに、花が開花するようなビジュアルで表現しました。




※こんなビジュアルのご提案もいただきました、一部ご紹介※


 小栁なずな さん


 田中花耶 さん




■「応援の力」をサポート by 株式会社環境管理センター 様 

「応援」を支援し、3者の活躍・成長・活性化をサポート


デザイン科 イラストレーション専攻2年生 井上 青龍 さんが提案した「応援Tシャツ」の作成によってパラ・パワーリフティングの魅力のひとつ「応援の力」を支援。選手の活躍!学生の成長!八王子の活性化!届け!応援パワー

 デザインタイトル「溢れる」


井上 青龍 さん制作のポイント


選手たちの力強さや感情の熱さと、その中にある、ある意味でのアンバランス感を炎に例えて、体から溢れ出ているようなデザインにしました。特徴やイメージを直感的に受け取って欲しかったので、ロゴテイストのイラストで表現しています。

選手が力を出すときに、力を溢れさせて、エネルギーをみなぎらせて爆発的な力を出していると感じたので、自分から溢れるくらいの力を出しているということでコンセプト・タイトルを「溢れる」としました。

●応援に注目して提案した理由

オリエンテーションで大会の映像を見た時、観客の応援は、選手には見た目で伝わりづらいかもしれないと思い、見た目でも「応援しているぞ!」ということが観客も主張しやすいデザインを考えました。

制作を通して「上がった」ポイントは、普段やらないデザインに挑戦したことで、これをきっかけにいろいろなことに挑戦するモチベーションと、コンセプトや方向性が決まってから楽しく作業ができ、気分も上がりました。



【プレゼン大会を終えて】

(JPPF担当コメント)この大会コラボが、日本工学院八王子専門学校の生徒の皆様にとって、社会へ飛び立つための経験の場として活用いただきたいと思いこれまで6年間活動してきました。今回も、学生の皆さんが、それぞれの視点からパラ・パワーリフティングについて考え、作品に込めて発表してくださいました。団体が実は課題感として持っていたことを見事にビジュアル化&解決のためのご提案をいただいた生徒さんも何名かいらっしゃいました。今大会のメインビジュアル作品以外のイラストも、今後1年のパラ・パワーリフティング活動の中で使わせていただく予定です。





これまでのコラボ大会

2019年2月開催:第19回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会


2020年2月開催:第20回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会


2021年1月開催:第21回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会


2022年1月開催:第22回全日本パラ・パワーリフティング選手権大会


2023年1月開催:第23回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会


2023年12月開催:第24回全日本パラ・パワーリフティング選手権大会

 コラボの様子を動画で振り返り!